厚労省のガイドラインに沿った電子化技術
厚生労働省は医療分野におけるデジタル化を積極的に推進しています。
この取り組みには、紙カルテの電子化だけでなく電子カルテシステムの普及、オンラインでの診療など医療サービスの効率化、患者ケアの質の向上を目的としています。
紙カルテの電子化は、厚生労働省の定める『医療情報システムの安全管理に関するガイドライン』に則って行う必要があります。
ガイドラインを読んでいくと「9 診療録等をスキャナ等により電子化して保存する場合について」という項目があります。
難しい内容で注意すべき点が複数記載されています。
具体的な実施内容として「最低限のガイドライン」として提示されています。要約すると下記の4点に注意しなければなりません。
このガイドラインにはスキャンの品質や解像度や電子署名の実施、フォーマットの指定などがあります。
1⃣スキャン品質の確保をしてください
光学解像度やセンサの基準を満たすスキャナを使用して、情報量の低下を防ぎます。
診療情報提供書などは最低300dpi、RGB各色8ビット(24ビット)以上でスキャンします。
弊社では対応可能です。
2⃣特殊な書類の取り扱い:
放射線フィルムなど高精細な情報を含む書類に関しては、日本医学放射線学会のガイドラインを参照し、適切な品質でスキャンします。
紙カルテに添付されたフィルムなども全部スキャンしなければならい。
弊社では対応可能です。
3⃣画像フォーマットと圧縮:
スキャンした画像はPDF形式で保存し、非可逆的な圧縮を行う場合は医療業務に支障がない精度を確保し、誰でも見れる品質を担保します。
医用画像はDICOMなどの適切な形式で保存します。
弊社では対応可能です。
4⃣改ざん防止措置:
改ざん防止のため、スキャン作業責任者による電子署名の実施を行います。
スキャンした日時のデータも記録するため、スキャン文書にタイムスタンプの付与などの措置を講じます。
参照元: 厚生労働省 医療情報システムの安全管理に関するガイドライン 第5版
参照元: 厚生労働省 9 診療録等をスキャナ等により電子化して保存する場合について
参照元: 厚生労働省 医療情報システムの安全管理に関するガイドライン 第5版 Q&A
大量の文書もスピーディーに電子化
高品質のスキャンを行うために、適切なスキャン機器を使用し、解像度・カラー再現性・速度などが重要な要素です。
弊社は業務用高性能スキャナーを10種30台以上保有しており、紙カルテに関しては1分間で60~500枚のスキャンが可能です。
高性能スキャナを適宜活用し、長年のナレッジにより、高品質・最短納期での電子化を実現しています。
(一般的なベンダーと比較して、約4-5倍の機械を保有しているため、2倍程度のスピードでのご支援が可能)
紙カルテのお預かり期間を短くすることで、お客様の業務への影響を最小限に抑えます。
効率的にオペレーションを組んでいるからこその価格設定で、1枚当たり5円~と業界でもトップクラスの価格水準です。
スキャン後のデータを使いやすく加工し紙カルテの経年劣化に対応
紙カルテのデメリットとして、経年劣化が挙げられます。日に焼けると変色が進んでしまい、カルテの字や検査結果が見えなくなることがあります。
また頻繁にカルテを出し入れしたり、閲覧したりすると紙が摩耗したり、紛失、ページの一部が破れたりするケースもあります。
カルテの字が読めないと、誤診や医療ミスにつながってしまうリスクがあるため、
文書の原稿の状態や利活用のシーンを踏まえた上で、最適な電子化仕様・運用方法をご提案します。
弊社では紙カルテのデータ活用性を高めるため、PDFデータへのタグ付けや全文OCR処理を実施できます。
お客様が保有するデータと紙から抽出した属性を関連付けて運用することもご提案可能です。
レントゲンフィルムに対応した特殊OCR加工(600dpi~2,400dpiの高品質)
一般的にレントゲンフィルムは300dpiが標準とされいますが、弊社の標準OCRはその2倍の600dpiになります。
弊社のレントゲンフィルム専用のスキャナーは最大1200dpiで高解像度となり、古いものや不鮮明な紙カルテを特殊な機能で様々な方向からスキャンの光を当て細かいディテールを捉えることができます
レントゲンフィルムのスキャンには、高コントラスト過ぎてしまうと暗部はつぶれ、明るいところは白飛びが発生するため注意しております。
対応サイズは最大A3、従来の機材では難しい大判のポジフィルム、ネガフィルムも電子化が可能です。
ファイリングされた書類をそのまま段ボールに入れるだけ
ファイリングされた書類を1枚ずつ取り外していたら、時間的コストが発生し、本業への機会損失を生み出すなど支障が出てしまいます。
弊社で頻繁に目にする書類は下記のような例になります。
紙カルテでは糊付けされていたり、クリップやシール、付箋が付いている場合や破損しているケースがあります。
弊社では熟練の作業員が1枚ずつ書類の劣化具合や状態をチェックしながらファイルから丁寧に取り外しています。
ファイリングされた状態で弊社にお送りいただくことで紛失リスクを防ぐことも可能です。
スキャニングの専門家に安心してご依頼ください。
紙カルテの仕分け作業から段ボールへの梱包のお手伝い
弊社専用120サイズの段ボールを当社がご用意し、梱包を行うサービスです。
1箱につき、ファイル約12冊、大判の書籍、専門書で約40冊、紙文書・資料 最大16,000枚程度が梱包できます。
お客様の代わりにお荷物の梱包を行いますので、お客様は何もする必要がございません。
全てスタッフにおまかせください。
サンプル作成可能
スキャン予定の数量が5箱以上ある場合、1部サンプル作成も可能です。
初めてのお取引は誰でも塩梅がわかりません。
そんな不安を吹き飛ばすサービスです。